どのくらい前からかはわかりませんが、たぶん2000年以降に社会人になった人は人前でほめられるのが苦手が人が多いそうです
人前でほめられるのを「ハラスメント」と感じる人もいるようです
逆に2000年以前に社会人になった人はほめることが得意ではない人が多いような気がします
ほめるのも苦手、ほめられるのも苦手というある意味統一感のある社会になっています
「会社や組織では、ほめるのは無意味またはやらない方が良い」という本なども見かけます
仕事でほめるとほめた仕事しかやらなくなる、ほめた相手が勘違いして自惚れてしまうなどを理由としてあげています
ちょっと前までほめて能力を伸ばしましょうという風潮だったのに、180度反対の意見ですね
それではほめる、ほめない、どちらが良いのか?
結論として、ほめた方が良いと思います
ほめた方が良い絶対的理由としては、
①相手をほめようと思ったら、十分な観察が必要
②言葉はタダ(無料)
③相手をほめることで自分もほめている
①の相手をほめるようと思ったら、十分観察してほめるところを探す必要があります
これはコミュニケーションに不可欠な能力であり、ほめることが苦手な人はこの能力が不足しています
②の言葉はタダ(無料)だと思うのですが、ほめるという事柄については損得を考えてしまう人が多いようです
タダ(無料)だから、マシンガンのようにほめても損はしません
③の相手をほめたら自分もほめているというのは、脳科学では言葉は対象を区別できないと言われています
つまり悪口を言ったらそのストレスは自分にも向かうし、相手をほめたら自分がほめられたように感じるという学説です
これについては、実感として相手をほめてる時自分自身も良い気分でいることがほとんどだと思います
次にほめられた場合は、どうすればよいのか?
シンプルに感謝するだけで良いと思います
たぶん人より目立つのは困る、普通のことをしただけという感情がほめられた時に出てくるのだと思います(もっと複雑かもしれませんが)
ほめた方は会社や組織として貢献しているよということを伝えたかっただけだと思います
これは会社や組織として当然のことです
ほめられるような行いが会社や組織として必要なわけですから
だからほめられることも仕事の一つと捉えて、「ありがとうございます、励みになります」と答えるだけでよいのです
そしてほめてくれた人にちゃんと見てくれた事を感謝(伝えなくても良いので)すればよいと思います
次はあなたがほめる立場になった時、同じ気持ちでいてくれたら嬉しくなるでしょう
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