周りが変わっているのに自分は変われない人向けの処方箋

本が処方箋

今回紹介する本は、周りが変わっているのに気付かず変化できない、逆に周りの変化に過剰に反応し動けなくなっている症状が出た人に対する処方箋です

タイトル:「本当は大切なのに誰も教えてくれないVUCA時代の仕事のキホン」

著者:河野英太郎

出版:PHP研究所

おすすめポイント:変化が激しい現代社会でビジネスパーソンとして生き残るための仕事のキホンを具体的に説明しています

対象者

新しい言葉、新しい社会現象そういったものが日々現れているのは知っているけど、内容については関心がない、もしくは関心はあるが全然理解できない人が対象です

生活に直接関係ない流行、会社や組織の事柄だけに関心があり、その情報に左右されやすい人も対象です

症状

基本的に対象となる人は、今の仕事が「正しい」と疑いもなく思っています

これまでそれで文句も言われず給料をもらっているのでそう評価されていると考えるのは当然です

しかし社会は違います、変化を自分から起こす人がいて、社会全体を変えてしまうのです

周りを見ず、自分自身も見ずこのまま過ごせば、周回遅れになるでしょう

効能

今の「正しい」と思う仕事が、今後も本当に「正しい」とは限らないことを認識させてくれます

これからAIが発達し、ITツールやロボットがもっと便利になり一般化した時、あなたの今の仕事は「正しい」かどうかより以前の問題で「不要」となるかもしれません

この本の一番の効能は、これからの時代は誰も正解を知らない時代がやってくることを教えてくれることです

上司や先輩に聞いても彼らの常識や経験則で解決できる答えが見つからないことのほうが多くなるでしょう

これに対して、「正しさ」より「早さ」を重視することで試行錯誤の回数を増やし、一定の解答を出し続けることの重要性を示してくれています

副作用

この本に書かれていることは、実はそんなに目新しいものではありません

仕事の目的を考えるだったり、形式を疑えだったり、これまでの仕事のキホンとして言われていることです

つまりこれだけをやると単なる仕事術を再勉強していることになります

そうならないためには、常に周りの変化と自分の変化に気を配りアップデートし続けることで仕事のキホンが時代に遅れないものとして身につきます

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