「ワオパス(WOWPASS)カードってどこで作れるんですか？」
突然後ろの中年の女性が話しかけてきた
搭乗口の列に並んでいる間にワオパス(WOWPASS)カードの残高を確認しようとスマホにカードをかざしてスキャンしている時だった
「空港とか大きいデパートに機械が設置されていると思いますよ」
と俺が答えるとその女性は
「ワオパス(WOWPASS)カードは持っていた方が良いですか？」と続けて質問してきた
「そうですね、大体のお店で使えるし交通系ICカードにもなりますからね
韓国に頻繁に行くならあったほうが便利だと思います
釜山に結構行きますか？」
と訊くと
「年末年始に行ってました
今日は抜糸をして日帰りで帰ります」
抜糸？と俺が怪訝な顔をすると
女性はマスクと目の間を指さして
「ここのクマを取る手術をしたので今日抜糸するんです」
よく見ると両目の下に絆創膏みたいなものが貼ってある
それを聞いて妻が会話に入り込んできた
「脂肪を取ったんですか？痛くないですか？」
「全然痛くなかったですよ
いつも行っている病院で日本語も通じて腕もいいですよ」
「どこの病院ですか？」
「南浦洞の〇〇病院です」
このあと二人の整形手術について、費用が日本の半分くらいやどんな手術ができるかなどディープな話は続き、更にディープな話題になる前に搭乗の手続きが始まった
今回の釜山旅行も色々ありそうな気配がする幕開けだった
今は韓国大統領への拘束令状が出て韓国内はどうなっているか？
１７９名死亡のチェジュ航空の大事故があったのに飛行機は大丈夫か？
さらに強烈な寒波到来で天候が大荒れになりそうな予報なのに大丈夫か？
心配性な人だったら決していかない状況でも「なんとかなるさ」とキャンセル保険も掛けずに出かける能天気（おバカ？）夫婦です
チェックインから出発まで
朝５時３０分に家を出発して予約していた福岡空港近くの「タカパーキング」に６時３０分に到着
車を停めたらすぐに送迎車が出るというので急いで乗車、朝から忙しない
外はまだ真っ暗ななか国内線ターミナル前の１５番乗り場へ向かった
送迎車から降りる時に運転手さん「１５番乗り場にシャトルバスが来るので国際線までそれに乗ってくれ」という説明がからあった
「帰国したら迎えを呼ぶ電話をして同じくシャトルバスで１５番乗り場の道路を挟んだ反対側で待つよう」言われた
１０分ほどで到着した久しぶりの国際線は大きくきれいになったように見えた
ただし建物内に入ると２０２５年３月の新滑走路開業に向けての工事が行われているようでシートで囲われた部分がいたるところにあった
３階でエアプサンのチェックインカウンターが開始される７：２５まで待って向かうとすでに７０〜８０人が並んでいた
パスポートを受付に渡して、スーツケースを機内持ち込み（モバイルバッテリーはスーツケースから出して手荷物にしなければいけなかった）のベルトコンベアに乗せるとチェックイン完了、座席番号が入ったチケットを受け取って出国審査へ
旅行申込時にウェブで必要事項を提出しているのでこんなに簡単にできるようになっているとは本当に便利
出国審査も手荷物検査と金属探知機のゲートを通って、パスポートをスキャンして顔認証システムを通過で完了
確かにこれだと整形手術をすると通過できないかもしれない（そういう人のために病院で証明書を出すらしい）
あとは飛行機に乗るだけとなって朝食を取ることに
しかしまだ８時前なので飲食店が開いてない
端から端まで歩いて開いていた店はうどん屋さん
まあこれから暴飲暴食するので朝食は丸天うどんにした
朝食を取って一息ついて出発ロビーをうろついて時間つぶしをすることに
途中「突破ファイル」というテレビ番組に出てくるような密輸の展示品が飾ってあり、本当にこんな手口で密輸する人がいるんだなと何故か感心した
小一時間経つと９：２５発釜山行の搭乗案内があったので搭乗口へ向かった
そうやって搭乗口の列に並んでいる時にさっきの女性に声を掛けられた
搭乗すると女性・男性のＣＡに迎えられてすでに韓国気分
しかし飛行機はなかなか出発せず、１５分ほど遅れて離陸
無事に帰ってこれるのでしょうか？
こんな時に釜山へ行く？（入国編）へ続く
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