今回紹介する本は、大人になって「人生、仕事にやる気が出ない」「自分が本当にやりたいことがわからない」症状が出た人に対する処方箋です
タイトル:「感動の条件」
著者:永松茂久
出版:KKロングセラーズ
おすすめポイント:3坪のたこ焼き屋からスタートして、何店舗も経営するようになった著者が人材育成の秘訣をタイトル通り「感動のストーリー」で説明しています
対象者
子どもの時は「これをやりたい」「こんな人になりたい」という夢があふれるようにあったと思います
しかし大人になって、やりたいことが少なくなりどうやればいいのかもわからない人が対象です
症状
子供の頃に夢があったのはなぜか?
これは初めて体験するスポーツやドラマ、音楽などに感動したからだと思います
感動し、憧れることで「これをやりたい」「こんな人になりたい」という気持ちが強くなるのです
つまり大人になって夢がなくなったのは、感動することが少なくなったからです
もちろん大人になってもスポーツや芸術で感動することはあるでしょう
しかし大人は感動したからと言って、単純に「これをやりたい」「こんな人になりたい」とはならないのです
これまでの経験上、または世間から「そんなこと無理だよ」「やめた方が良い」という声が聞こえるからです
効能
どんなにお金を稼いでもどんなに名声を得ても自分独りしか喜ばない環境だったら、その人の感動は寂しく長続きしないでしょう
その人の成功を誰よりも喜んでくれる人が一人でもいると、その人の感動は何倍も大きく長く続くでしょう
そして私たちは、喜んでくれる誰かのために一生懸命頑張ることが出来るのです
この本ではこのように書かれています
「あなたの人生を輝かせるのは、実はあなた自身ではなくて『あなたの大切な誰か』なのです。そしてその人を喜ばせようとう思った時、あなたの中にある力は最大限に発揮されるのです。」
副作用
この本の中にも書かれていますが、自分だけの夢(フォーミー)から誰かのための夢(フォーユー)にシフトすると人が離れていくかもしれません
フォーミーの人とは目線が変わるので、付き合えなくなったり、ストレスになるでしょう
誰かのためをやろうとすると、自分自身でもこれは『偽善なのでは?」と思ってしまいます
「偽善」かもしれません
しかしやらない「善」より、やってしまう「偽善」のほうが絶対に良いのです
「偽善者」になりきりましょう
コメント