新緑煌めく、山鹿の湯(1/2)

スピンオフ

年老いた犬をまたまたお隣さんに預けて日増しに強くなる太陽の光を正面に受けて熊本山鹿の宿に出発

今回も宿だけ決めてその他はノープランの旅に出発

ナビに目的地を入れると片道2時間20分、110km位のドライブと予想が出た

まずは高速に乗って途中のサービスエリアで昼食をどこにするか考えることにした

人生変わるうなぎに出会う?

コーヒーを買いに古賀サービスエリアに寄るとここに停まったのは初めてかもしれないと気が付いた

サービスエリア内は福岡の土産物が揃っていて、レストランも糸島豚を使った定食やラーメンの一蘭があって良い所だと感じた

早速ネットで検索すると一般道からも入れるようで買い物やランチできてい良いねと話し合った

そしてタリーズでコーヒーを飲みながら昼食をどこにするか相談

妻:「どこで昼ご飯食べる? 」

夫:「久しぶりに柳川でせいろ蒸しとかどう? 」

妻:「いいね、本場柳川でせいろ蒸し食べてないもんね」

「柳川、せいろ蒸し」で検索すると上位に表示される有名店は混みそうなので下までスクロールして直感で店を選んだ

その店を「経由地」に設定すると到着予想が13時頃になった

多分その時間なら混雑もなく入れるだろうと出発

予定通り店に到着したが駐車場が見当たらない

店の前まで車を進めると店員さんらしき女性が立っていた

車のウィンドウを開けて聞いてみると少し離れたところに共同の駐車場があると地図が入った紙を渡された

一旦店の前を通り過ぎてぐるっと廻る形で200メートルほど離れた駐車場にたどり着いた

そこから歩いてお店に到着、先程の定員さんがすでに席を確保していてくれて段取りが良いと感心

半分ほどの席が埋まっていたのでなかなかの人気店だろうと安心した

「民芸茶屋 六騎」

席に座ると何も言わずに定番のうなぎの骨の唐揚げが出てきた

メニューを見ると値段は有名店に比べるとリーズナブル

宿の夕食でたらふく食べることを予想してここは軽めの「せいろ蒸しの竹」2,700円にした

俺達の後に続々とお客さんが入ってきた

店員さんが英語で説明しているのが聞こえるので外国人なのだろう

半分以上が外国人のようでそれほど海外にメジャーではないと思わる柳川でもインバウンドを感じる

隣のテーブルにもお客さんが入ってきたがこちらは日本人で会社の上司と部下らしき男女

関西弁の中年男性上司と敬語で話す女性は23歳という事がわかった

先に届いたせいろ蒸しは福岡県民にとっては安定の美味しさ

いつも底に付いたご飯まで食べようと必死になってしまう

ほとんど食べ終わったところでお隣さんもせいろ蒸しが届いた

女性が「せいろ蒸しは初めてです」と話している

福岡県民はうなぎはせいろ蒸しがポピュラーだが、この美味しさが全国区でないのが不思議なくらいだ

ひとくち食べた女性は

「うわっ、美味しい

人生変わった! 」

23年の人生で初めて食べた「せいろ蒸し」はきっとこれまで経験のない美味しさだったのだろう

隣で聞いていたこちらまで楽しくなるリアクションでした

久しぶりのうなぎのせいろ蒸しで心と腹が満たされた所で熊本山鹿に向かって再出発

このまま高速道路に乗らずに一般道で進むことにした

スイカじゃなくてメロン?

国道443号線を約40分で熊本県山鹿市に入った

時計を見ると15時前で旅館にチェックインするにはまだ早いと思い、検索すると山鹿市より南の菊池市に七城メロンドームという道の駅があるらしい

お土産を事前に決めておいた方が明日迷わなくて済むのでこのまま行くことにした

300メートル手前からメロンが屋根に乗った建物が田んぼの中に出現

標識がなくてもわかるくらいわかりやすかった

中に入るとちょうど収穫時期のメロンとスイカが大量に並んでいた

しかも安いし、美味しそう

お土産用のお菓子も限定品があり、選びやすかったが今日は買わずに宿に向かった

新緑煌めく宿

七城メロンドームから15分ほどで宿に到着

宿のすぐ前が駐車場でわかりやすく、その場でスタッフがお出迎えしてくれすでに安心できる雰囲気

「里山の隠れ家 花富亭(かふうてい)」

宿の名前の通り周りを竹や雑木林に囲まれて落ち着いた風情

今回の宿は姪っ子の結婚祝いのお返しで頂いたカタログギフトから選んだ

食事付き宿泊券を渡してチェックイン完了

まず案内されたのが正面のカウンター

ウェルカムドリンクならぬウェルカム抹茶でお出迎えしてもらった

ゆっくり抹茶を楽しみながら、足湯や大浴場など施設のことを聞いて部屋に向かった

部屋は二階最奥部にある「かすみそう」

ゆったりサイズのベッドと和テイストの部屋が落ち着く

大浴場へ直行

チェックインの時に夕食の時間を19時にしたので1回目のお風呂に行くことにした

タオルやバスタオルのセットがかごに入れて用意してあるのでそのまま行ける

着替えもそのかごに入れていけるので気遣いを感じる

大浴場は一階で左に浴場、右にはリクライニングルームがあった

スタッフに挨拶すると生ビールとヤクルトの飲み放題サービスがありますとのこと

アルコールは強くないし、夕食で飲みたいので断った

大浴場に入ると先客が3名、しかし湯船が広く露天風呂もあるので気にせず入れる

透明なお湯に浸かるとトロッとした肌触り、温泉特有の硫黄の匂いはしないが湯治気分が味わえる

次は眺めの良さそうな露天風呂へ

暗くなるにはまだ時間があるので周りの景色がはっきりと見える

毎回思うことだが田舎に住んでいる者にとっては「いつもの風景」

でもお風呂に浸かりながら眺める行為がリフレッシュさせてくれる

温泉を満喫してリクライニングルームへ

飲み物は取らず外を眺めているとマッサージチェアがあるのに気が付いた

運転で身体が強張っているので全身コースを選択して夢見心地

新緑煌めく、山鹿の湯(2/2)へ続く

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