秋声の旅、九重の宿(二日目)

スピンオフ

夕食の後は部屋に戻って内風呂に

夜は山の景色は見えないが優しい風が吹き込んで大きな湯船に浸かった身体を癒やしてくれる

車などの雑音がない空間が深い眠りに誘ってくれた

朝風呂からの朝食

珍しく目覚ましが鳴る前に眠りから覚めた

ベランダに出ると清々しい空気が溢れている、田舎に住んでいるがここまで周りの目を気にせず寝起きのまま外に出られることはない

昨日の夜から朝風呂はどれだけ気持ち良いだろうと想像していたが、景色と空気が想像以上に身体をリフレッシュしてくれる

朝風呂を堪能した後、朝食へ

フロント横のレストラン棟に向かうとスタッフの女性がドアを開けて待っていくてくれた

朝から気持ちの良いお出迎え

席に着くとすでに料理が用意されていてすぐ食べられるのがありがたい

真ん中には炊きたての土鍋のご飯、味噌汁、青菜のおひたし、とろろ等など手の込んだ品が並んでどれも適量なのが嬉しい

右には豚肉のしゃぶしゃぶ、こちらもさっぱりした味付けで朝から食べられる

左にはサラダとお刺身、そして卵かけご飯用の卵

卵は地元産で割ってみると黄身が普通の卵より黄色く軽やかな味わい

朝ご飯はこんな卵のほうが合っているかも

「美味しかった」とサービスしてくれたスタッフに声がけをすると笑顔で見送ってくれた

いつもの場所にこんなところがあったとは!?

チェックアウトを済ませて朝食の間に話した帰りのルートをスタート

両親を連れて2回ほど来た「九重夢大吊橋」へ

あんまり記憶に残る観光地ではなかったが、今回はあまりにも天気が良いからかすごく眺めが良かった

橋の真ん中辺りまで来ると右側に二本の滝が見える

かなりの水量で水が落ちる音が橋の上まで届いて来る

女滝
震動の滝

上が「女滝」下が「震動の滝」

「震動の滝」は日本の滝百選に選ばれているらしい

これまでは橋を渡りきってそのまま折り返して帰っていたが、今回は夫婦二人だけだったので奥まで行ってみることにした

すると奥には展望台と白鳥神社があると案内板が出ていた

階段を登って進むと展望台があり、橋の全貌が見える

しかし遠すぎて橋の大きさ・高さがわからないのが残念

更に奥に進んでいくと「白鳥神社」があった

「白鳥神社」は日本武尊を祀った歴史の古い神社で鳥居や石階段など趣がある

他の観光客も吊り橋を渡ったらその先に来ることは少ないのか参拝客は私達だけ

時間を掛けてお願い事ができた

なんだかご利益がありそうな気がする

B級グルメの一流

大吊橋のお土産屋さんで予定通りお土産を買って、いざ昼食へ

お昼は一日目に通った道にあったあの店のあの食べ物と決めていた

「想夫恋本店」で日田焼きそば

ちょうど正午だったので駐車場はすでに満杯に近かった

お店に入るとカウンター席しか空いてなかったが座れてよかった

早速焼きそばを注文

お客さんが多いせいか多少時間が掛かったがお待ちかねの焼きそばが来た

お肉がゴロゴロ入っていて麺は焦げ目が付くくらいパリッとして癖になる味

B級グルメの一級品と言って過言ではない

また満腹になって車を運転

美味しいものを食べた後の運転は楽しい

良さが分かる年になった

最後の途中休憩で「道の駅 小石原」に寄った

ソフトクリームを食べるのが目的だったが、店の中には当然小石原焼の作品がたくさん並んでいた

小石原は2017年と2023年に水害に見舞われ、窯元も被害を受けた

並んだ作品には復興に向けてのメッセージが込められていると感じた

そして何よりこれまで分からなかった小石原焼の素朴な味わいが今この年齢になって分かるようになったことを我ながら感じた

妻

このお皿、特売ばい!

夫

よし買おう!

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