ホテル日航博多の裏にあるビルの７Ｆに今回の受験会場はあった
「博多駅西口テストセンター」
思ったより移動に時間が掛かり、駐車場に着いたのが１２時１５分
予定では到着後カフェで軽くランチを食べようと思っていたが予約時間の３０分前に受験会場に入るにはランチを諦めざるを得なかった
「予約した〇〇です」
「本人確認の書類をお願いします
こちらの同意書を確認して署名ください」
と受付の男性が小声で応対
免許証を提示して、細かい注意書きが書かれた同意書に署名して渡すと
代わりにログイン情報と手順が書かれたカードを渡され
「あちらのＢ１２番の机を利用ください」とＡ・Ｂ二部屋あるうちの左側の部屋に入るよう指示された
パーテーションで仕切られて背中合わせに１０席並べられた真ん中あたりの机に案内された
半分の机にはすでに色々な試験を受けている人が無言で座っていた
机の上にはパソコンとモニターのみ
身分証明の運転免許証を見えるように机の右端に置き、クリアファイルからＡ４一枚のメモ用紙とボールペンを静かに置いて深呼吸した
これから受ける試験は
「ファイナンシャル・プランニング技能検定」という国家資格
不正防止のためにスマホや時計など全ての荷物はロッカーに預ける
入室前に両袖をめくって手の表裏を確認、ポケットの中のハンカチも同様に確認された
教室の天井には監視カメラが設置されている
今回受験したのは２級ＦＰ技能検定
ＦＰ技能検定の中で真ん中のレベル（３級→２級→１級とレベルアップ）で、前回２月末の３級合格後約３ヶ月で受験することにした
というのも受験範囲が大きく変わることがない３級と２級ではあまり間を空けずに受験したほうが知識の積み重ねがしやすいと考えたから
試験開始
最初の試験は「学科」
多岐選択式（いわゆる○×と四択）で６０問、試験時間１２０分
前回受験した３級より問題数は２０問、試験時間は３０分増えている
受け取った情報カードの手順通り進めてログインするといよいよ試験開始
１３時００分試験開始の予定だったが準備ができ次第開始してよいということなので１５分早く、何度か深呼吸して緊張感を高めて「試験開始」のボタンをクリックした
第一問は問題集で何度も出てきたＦＰの役割を問う問題、しかし少しひねった文章で確信が持てず後で見直すことにした
やはり２級となると手強いと不安になった
それ以降も数字の記憶が曖昧で悩んだ問題がいくつかあったが、途中から確実にわかる問題もあり、少しずつ落ち着きを取り戻した
自信のない問題は「後で見直す」というボタンを押しておけば最後に見直すことができるのもパソコン受験の便利なところ
とりあえず全問を解答し終えたので先ほど「後で見直す」ボタンを押した問題を見直す
再度慎重に読み直すといくつかの問題の意図を読み間違えていたことに気づいて解答を変更
その他どうしてもわからない問題はそのままの解答にした
残り１０分でこれ以上考えても仕方がないと「試験終了」のボタンを押した
試験結果がすぐわかるのもパソコン受験の良いところであり、残酷なところ
「試験結果」のボタンをクリックすると
画面に
「５２点」
の文字
学科は全６０点、合格基準が６割以上だから５２点は合格ラインを超えている
安心して「スコアレポート」を見ると
タックス・プランニングと金融資産運用の得意分野が満点だったが、その他の分野で２〜３問不正解があったようだが平均的には高得点だったようだ
これで「学科」試験は終了
一旦パソコン教室を出て３０分後に再入室するよう受付の女性に言われた
ロッカーの荷物を取り出し、教室を出た
間違えた問題が気になったが、それよりも「腹が減った」
「孤独のグルメ」の井之頭五郎になった気分だ
到着がギリギリだったので昼食を食べてないのに加えて、集中力を最大限まで上げて約２時間頭をフル回転させたのでもうエネルギーが残ってない
試験会場のビルを出て近くのカフェに入った
本当はサンドイッチを食べたかったがメニューにないので、ケーキセットにした
次の試験まで３０分しかないので甘いもので糖分補給を優先した
パソコン教室に再入室
「学科」のときと同じ手続きをして同じＢ１２番の机に着いた
次の試験は「実技」
小問形式の記述式（資産設計提案業務）が４０問、試験時間９０分
こちらも３級より問題数は２０問、試験時間は３０分増えている
１５時３０分試験開始の予定だったが今回も１５分早く「試験開始」のボタンをクリック
「学科」試験と違い「実技」は問題文が長く計算問題が多い
答えは選択式だけではなく計算結果を指示通り記入する問題もあるので解答欄の単位にも気をつける必要がある
相変わらず電卓にはメモリー機能がないので計算結果をメモに書いてを繰り返す
模試では計算結果を暗記して答えを書いていたが本番はすべて書いて間違わないようにした
これらを繰り返すと予想以上に時間が掛かる
いつもなら６０分で回答終了できるはずが大幅にオーバーして焦りが出てきた
しかし幸運なことに後半１０問くらいは比較的得意な問題が出題され、前半・中盤の遅れを取り戻した
全問題を解答し終えたので今回も「後で見直す」ボタンを押した問題を見直す
慎重に読み直す時間はなく、さっと目を通ることしかできなかったがそれでも２問は解答の単位を間違えたことに気づき修正できた
残り２秒で「試験終了」のボタンを押し、ホッと一息ついた
「試験結果」のボタンをクリックすると
画面に
「９０点」
の文字
「実技」も合格、やっと終わった感が全身を駆け抜けて軽くなった体で教室を後にした
ご褒美は「信州そば むらた」
今回のご褒美メシは櫛田神社近くの「信州そば むらた」
ローカルＴＶのグルメコーナーでそばだけではなく、親子丼が美味しいと紹介されたのを見て今回はこれにしようと決めていた
平日の夕方なのにほぼ満席、二人だったので入店できてラッキー
受験の緊張感から解き放たれて食べた「二八そば」と「親子丼」は格別、香り立つ蕎麦も美味しかったがふんわり食感の親子丼は期待通りの美味しさだった
今回のファイナンシャル・プランナー２級を勉強してより深く社会の仕組みを知ることができた
「知識があるから絶対に得をするとは言えないが、知らなかったら損をしていることにすら気づかない」
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