プレゼンは簡単!?

価値観と戦略

妻:「明日職場で年始の目標発表なんやけど、何話したらいいと思う」

夫:「何がやりたいん?」

妻:「ダイエットとか」

夫:「仕事に関係ないやん」

妻:「プレゼン苦手なんよね」

「プレゼンが上手くなる」ことは難しいですが、「プレゼンを簡単にする」ことは難しくはありません

方法は、「型を守る」ただこれだけ!

多くの人が型を守らないから、上手く行かないし、難しくなるのです

「プレゼン得意ですか?」と尋ねたら、かなりの人が「プレゼンは難しい」「プレゼンは苦手です」と答えます

実際の調査でも社会人の7割が人前で話すことに苦手意識を持っているようです

人前で話すのは緊張するし、機会が少ないのが大きな原因だと思います

ここで言うプレゼンは商談やコンペなど商売上の勝負が掛かったものではありません

社内での提案や企業理念について話す場などもっと身近な機会を想定しています

それでも緊張し、上手くできなかったと感じる人が多いのではないでしょうか?

理由は簡単、大体次のようなことです

1つ目は、言いたいことを絞れてない、または絞ったけど曖昧なまま

2つ目は、原稿や資料が予定時間より多すぎる

3つ目は、リハーサルを含め準備が足りない、ひどい人はぶっつけ本番

この内1つ目と2つ目は「型」を守って対応し、「型」を踏まえた上で3つ目をクリアすると解決します

守るべき「型」は3つ

①最初は質問

②図表を見せてメッセージを共有

③プレゼンテーションはプレゼント

これを愚直に守ってください

最初は質問

プレゼン本番は必ず「皆さん、〇〇〇〇ですか?」という質問の言葉で始めます

人は質問には必ず答えたくなります、答えがわからなくても口に出さなくても

どんなプレゼンでも最初から好意的に聞いてくれる人は半分いれば良い方です

だから、この質問で聞いている人の意識をこちらに向けるのです

もちろんプレゼンのテーマに合った、もしくは結論を予想させる質問を準備段階で考え抜くのです

図表を見せてメッセージを共有

プレゼンは立て板に水のように流暢な言葉で皆を説得するものという固定概念を持っていませんか?

これは間違いです、言葉は図表の補足説明で十分なのです

ということは、プレゼンの核はシンプルな図表やメッセージです

準備段階では、最新の注意を払ってシンプルな図表やメッセージを作り上げます

プレゼンテーションはプレゼント

プレゼンテーションは英語表記ではPresentationです

前半の部分だけ見るとPresentプレゼントになります

つまりプレゼンテーションする人は、受けてくれる人に何かをプレゼントしなければなりません

それは、図表やメッセージの内容であり、贈り手がどうしても伝えたいことです

更に伝える(贈る)時の態度も重要になってきます

プレゼントをそっぽを向いて渡すのは思春期の少年くらいです

プレゼントを渡す時は、相手の目を見て渡すのが効果的でその中身と同じくらい相手の印象に残ります

この時も間違えてはいけないポイントがあります

誰を見て話すか?です

プレゼンは基本的に一対一では行わないので、受け手は複数人となります

その受け手の中には、真剣に聞いてくれる人、興味がない人、批判的な目で見ている人などがどんな場合でも一定の割合でいます

プレゼンを始める前に受け手を見回して、ちょっと微笑んだように目を合わせてくれる人を見つけてください

この人は相性が良い人です

必ず何人かいるはずです、逆に不機嫌そうに腕組みをして睨み返す人や下を向いて目を合わせない人もいます

プレゼン中は、相性の良い人を見て話してください

批判的な人や無関心な人に目を向けて、その人たちを納得させたり興味を持ってもらおうなどとは決して思わないでください

相性の良い人を見て話すと落ち着きますが、それ以外の人を見ると緊張したり頭が真っ白になったりします

以上の3つの「型」を守れるように準備すると、上手くできない原因の3つ目が解決します

リハーサルはフィードバックが大事

「型」を守った準備を十分にして、リハーサルを最低10回行ってください

会場で受け手を見回すところから最後までリハーサルすると、大体最初は時間オーバーします

もしオーバーしなかったら、小声で早口でリハーサルしていることが原因です

受け手が聞きやすい声量・スピードでやることが大事です

リハーサルを続けると余計な口癖(無意識に「えっと」という人は多いです)や言葉が無駄だと思うようになります

それらは思い切って、切り捨てて可能な限り短くしてください

「おはようございます」「それでは始めます」などの挨拶も不要です、いきなり台本通りのセリフから入ってください

「予定時間より早く終わったら、どうする?」という心配の声が聞こえそうですが、心配いりません

「少し時間が余りましたので、皆さんにお返しします」と締めの言葉を言えば、喜ばれることはあってもミスと受け取られることはありません

最後にもう一度言います

プレゼンが上手く行かないのは、「型」を持たずに十分な準備をしないからです

自分の感覚で準備をし、行きあたりばったりのプレゼンをしているように見えます

3つの「型」を愚直に守って、十分な準備とリハーサルを行えば

「プレゼンは簡単」になります

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