自分が一流になれないと気づいた人向けの処方箋

本が処方箋

今回紹介する本は、ビジネス書や自己啓発本を読み、その方法を実践しているのにその人のような一流になれないと気付いた症状の人に対する処方箋です

タイトル:「超一流の二流を目指せ!」

著者:長倉顕太

出版:サンマーク出版

おすすめポイント:「世界一”残酷”な成功法則」と書いてあるとおり読む人に厳しい現実を突きつけますが、うすうす気づいている人にはむしろ受け入れやすいかもしれません

対象者

これまであまり本を読まず自己啓発に興味のない人は、この本に書かれていることがピンとこないので当てはまりません

ある程度本を読んだりセミナーに参加したりYouTubeを見たりして成長したいと考えている人が対象者になります

なぜなら、本・セミナーやYouTubeの「すごい人」に惹かれて同じことを実行すれば、自分も一流になれると思い込むからです

症状

対象者以外にも私たちは皆「すごい人」に惹かれる、ストーリー(物語)を求めるという症状があります

皆が憧れる大成功者や天才は、1%未満の存在だからこそ本に載ったりメディアで取り上げられたりします

そして本に書いてあることやメディアで語ったことを真似すれば、その人に近づけると勘違いしてしまうのです(出版社やマスコミがそのように操作していることを元編集長の著者も認めています)

またその人の成功ストーリーを追体験することで安心し、その安心を繰り返すことにハマっていくのです

一方で対象者は、同じことをやろうとして挫折したり、一向に成長が見えないことに不安を感じています

効能

この本は、「世界一”残酷”な成功法則」として「できる人はできる、できない人はできない」が真理であると伝えています

その上で「すごい人」と同じ戦略を取ってはいけないと明言し、「他人の夢」を追ってしまっては「自分独自の夢」を「自分独自の方法」で成功につなげることができないことを教えてくれます

現代はネット社会で「不安情報」が溢れています

「不安情報」はたくさんんの人をコントロールしますが、コントロールされないためには「自分の世界観」が必要です

「出会い」にお金を使うこと、「人生は出会いで変る」は真実であり、あなたの周りにいる人を見れば今あなたのレベルを知ることができます

副作用

この本に書いてある「自分の世界観」(価値観を獲得するために、自分の小さな価値観を手放す方法を過激な例で挙げていますが、ほとんどできないでしょう

しかし一つでもできれば、副作用以上の効能が得られるでしょう

「超一流の二流を目指せ!」といっている時点で、「すごい人」「ストーリー」を感じますがこの本を読んだからといって、超一流の二流になれないことは肝に銘じる必要があります

コメント

タイトルとURLをコピーしました