遺言書をやっと書き上げて、次の段階「預ける」まで来ました
今回は実際に法務局に行って申請し、保管してもらうまでをやります
ここまで来て自分なりに調べて知ったことや感じた大事なことを書きます
遺言書はお金持ちは必要だけど、お金持ち以外は必要ないというのは違うかもしれないと感じました
相続を多く手掛けた弁護士は、経験上相続額が多いより少ないほうが相続争いに発展しやすいと断言しています
また家族でありながら、家族の持っている資産を全て把握しているかはわからないということです
あなたは親や配偶者の預金額、投資先をすべて知っていますか?もしかしたらへそくりでビックリする額(美術品や嗜好品という可能性も)を隠し持っているかもしれません
何もせずに後で相続人が大変な思いをするより、自分で自分の資産を整理する勇気(自分のことを自分で知るのは少し怖い気持ちもあるのでは?)を持つべきだと思います
では当日の行動は次の通りです
・法務局に行く
遺言書を作成した本人(つまり自分)が予約した日時に予約した法務局に行きます
持参するのは必要書類と現金3,900円(法務局で収入印紙を買うため)
受付で「自筆証書遺言書保管制度」を予約したものですと伝えます
予約した時に送信された「予約番号」と「パスワード」のメールが必要になるので確認できるようにしておきます
・申請書類確認
「遺言書の保管申請書」と「自筆証書遺言書」の漏れや不備がないか確認されます
遺言書の用紙サイズや余白も決められているのでそれも確認されているようですが、ネット通販で「自筆証書遺言書保管制度」対応の遺言書セットを買ったのはそのためです


何度も見直したなので間違いはないと思いますが、緊張します
漏れや不備がなければ、処理に1時間ほど掛かるので終わったら携帯電話に連絡しますと電話番号を聞かれます
ここではまだ収入印紙を貼る必要はなく、連絡を受けたら収入印紙を買ってくださいと言われました
・待機
1時間位掛かるということなので妻と一緒に近くのカフェで待つことにしました
待つこと40分位で携帯電話が鳴り、処理が終わったので収入印紙を買って先程の場所に来てくださいと指示がありました
・再度法務局へ
収入印紙を貼って提出し、無事申請完了です
ホッとしました!
最後に保管証の発行してもらって、「この保管証は再発行できません」と念を押されて渡されました

それで終わりかと思ったら、アンケートにご協力くださいとアンケート用紙を渡されました
「この制度をどのメディアで知りましたか?」「利用するに当たり良かった点は?」など結構数が多くて正直ウェブ上で回答したいなという気分でした
・保管証の保管
帰ってきて保管証をコピーし、妻に渡しました
原本は金庫の中へ
保管番号が相続開始後に相続人が遺言書情報証明書の交付の請求できます
・感想
やっぱり面倒くさかったけど自分でやって良かったと思います
遺言書を書き始めるまで何年もかかりましたが、父の死というきっかけがあって書けたのもなにかの意味があるのではと感じています
制度的にはもっと手続きが簡便になってハードルが下がれば、みんなが使えるのではと思います
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