初めての年金手続きは想像以上にややこしい(年金事務所編)

価値観と戦略

予約した14時の10分前に年金事務所に到着、受付で番号札をもらって椅子で待つことに

年金専用と思われる窓口が8つ並んでいるが埋まっているのは2つ

しかし呼び出しはない、予約時間にならないと受け付けないようだ

気持ちはわかる!

「受付番号124の方」、一つ前の番号の人が呼ばれた

そして時間通り14時に「受付番号125の方」と呼ばれて左から3番目の窓口へ向かった

担当者
担当者

最初に本人確認で免許証かマイナンバーカードをお願いします

夫

マイナンバーカードでお願いします

その後は「年金請求書」を渡して1ページ目から内容の確認が始まった

氏名、住所、電話番号は問題なかったが受取口座の欄は「公金受取口座として登録済の口座を指定」にチェックをしていたがそれだけではダメで口座名義人名や口座番号をその場で記入した(キャッシュカードで確認)

マイナンバーカード普及のために4,000円ばら撒いた公金受取口座は通帳の写しを省略できるだけの機能のようだ

6ページの雇用保険のところでは

担当者
担当者

雇用保険に何時頃加入してましたか?

夫

前職で加入して4年前定年退職で給付を受けました

と答えて高年齢雇用継続給付支給(不支給)決定通知書の写しを渡した

担当者と言葉を交わすのはこのような質問のときだけ、担当者はパソコンに「年金請求書」のデータを入力して何やら確認している様子

圧倒的に待っている時間が長い

隣から先ほど一つ前の番号で呼ばれた同年代の女性の声が聞こえる

女性
女性

書き方がわからんのよ、本当に!

ちゃんとわかるように教えてね

その気持ちはわかる!

8ページの配偶者・子についてのところで

担当者
担当者

戸籍謄本か抄本ありますか?

謄本を渡して確認

10ページは提出日を書き忘れていたので記入

その後は質問もなく担当者の処理を待つだけになった

正確性の根拠は?

担当者の処理を見ていると「年金請求書」の記入漏れがないかチェックしている

そして何枚か書類を印刷してその書類と「年金請求書」に相違がないか確認しているようだ

記入漏れや相違がなければ「確」のゴム印を押し、該当なしの項目はボールペンで斜線を引く

「年金請求書」は黒のボールペンで黄色の枠内に書くようになっているのでてっきりスキャナーで読み込んで機械的に処理するものだと思っていたが人間がアナログで処理するんだとビックリした

これは一人あたりの処理時間(予約では45分)が掛かるし、担当者の人数も必要になる

人間がやることだから間違いや見落としも起こる、デジタルで処理し人間が確認したほうが正確性は増すはずだが行政は人間を信頼しているのだろう

これらの人件費コストを年金から払っていると思うとデジタル化するほうがよっぽどコストを減らしてもらえる年金が増えるはずだ

しかし行政がやるデジタル化は必ずと行っていいほど「情報漏洩」や「システム障害」が起きるので国民がそれを覚悟の上で進める意思が必要だからすぐには無理だろう

25分短縮

担当者
担当者

確認終わりましたのでこれで受付します

と今日の日付の受付印が押された「年金請求書の受付控え」を渡された

受付日から1ヶ月程度で「年金証書・年金決定通知書」が送付される

「年金証書・年金決定通知書」が届いてから1〜2ヶ月後に「年金のお支払いのご案内(年金振込通知書等)」が送られて、年金の受取が始まると説明を受けた

もう一つ渡された書類にはもらえる年金の試算結果が載っていた

1枚目は特別支給老齢厚生年金(65歳になるまでの期間もらえる年金)の試算額

2枚目は老齢基礎年金(65歳からもらえる国民年金部分)と老齢厚生年金(65歳からもらえる厚生年金部分+配偶者の加給年金)の試算額

説明が終わって時計を見ると14時20分、予定の45分より25分も早く終わった

担当者
担当者

書類が揃ってたので早く終わりました、ありがとうございます

と言われたがたぶん早く終わりすぎて困っていたかもしれない

そしてこの25分短縮するために自分の時間をどれだけ使ったかを考えるとあまり嬉しくない

たった一度だからみんな文句を言わないかもしれないが、文句を言わないと変われないのが行政機関だと思う

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