今回紹介する本は、現状に満足してない、チャレンジしたい、でもどう動き出せばよいかわからない症状の人に対する処方箋です
タイトル:「仕事は楽しいかね?」
著者:デイル・ドーテン
出版:きこ書房
おすすめポイント:現状に対する勘違いに気付き、動き出すためのヒントを読みやすいストーリーで教えてくれます
対象者
「仕事は楽しいかね?」と聞かれて、「楽しい」と答えられない人が対象です
「仕事が楽しいはずないだろ」と考える人はこの本から何も得ることがないと思うので対象になりません
症状
現在の仕事が自分がやりたかった仕事、大好きなことではないと感じている
本来のやりたかった仕事、大好きなことだったらもっと楽しく自分の能力を最大限発揮できるのにと思っている
社会で評価されている人がすべて大好きな仕事を楽しくやっていると勘違いをしてしまっている状態で、自分の境遇は不公平だと解釈している
そのため今の仕事に対してチャレンジをすることを諦めている
効能
いわゆる社会的に評価されている人の多くが、最初の目標とは違う仕事で才能を認められたかを複数の著名人(著者がアメリカ人なので例もアメリカの著名人です)で示しています
つまり「大好き」と「才能がある」は分野が異なることが多く、それを認めて才能がある分野で仕事をしていくこと
これが勘違いに気づく最初のステップです
次に仕事が楽しくないのはくだらないことを繰り返し行っているからと気付かさせてくれます
「試してみることに失敗はない」というセリフは、くだらないことの繰り返しを打破するハードルを下げてくれます
また「明日は今日とは違う自分になる」という言葉は、自己啓発本によく書かれている「高く目標を掲げよ」よりもずっと実践しやすくそして着実に成長を促すものになります
副作用
この本はわかりやすい名言が多く載せられています
それを読んで「そうだ、そうだ」と腹落ちするかもしれません
しかしシンプルなことこそ実践は難しいと言えます
「明日は今日とは違う自分になる」という言葉も毎日続けることは至難の業です
これらの言葉を読んだだけで出来た気にならない決意が必要です
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