いっぱい話したのに伝わらない残念な人向けの処方箋

本が処方箋

今回紹介する本は、話は盛り上がるのに成果につながらない、人当たりはいいけど信頼してもらえない症状の人に対する処方箋です

タイトル:「伝わるスイッチ」

著者:深沢真太郎

出版:大和書房

おすすめポイント:ビジネス数学の視点から、伝えるというスキルを具体的かつ丁寧に説明していて論理的にポイントを理解できます

対象者

伝える(コミュニケーション)という行動は、すべての人に共通して必要なスキルです

ただしその重要性を感じているのは、営業や部下を持つ上司の立場の人等実際に発信を日常的に行っている人です

日常的に自らが発信せず、受け身で仕事をしている人や生来の話し下手な人は対象になりません

症状

対象者には相手にそもそも言っていることがよく分かってもらえない、言っていることはわかるけど腹落ちしてもらえないという症状があります

そもそも言っていることがよく分かってもらえない症状は、話の土台となる前提を確認せずお互いの認識・情報が合致していないところからスタートしてしまっている場合が多い

言っていることはわかるけど腹落ちしてもらえない症状は、

相手が雑な伝え方をしていると感じ

自分が雑に扱われていると思い

相手のことを気に入らず

相手の言っていることに納得できない

から来ています

効能

対象者の症状は、「わかりやすい」✕「なるほど」の伝え方ができていないからです

「わかりやすい」は、相手の立場にあった丁寧を心掛けることです(著者は常に「中学生にわかるように」を心掛けているそうです)

「なるほど」は、相手が自分で論理的に理解できるを心掛けることです

例として

〇〇さんが体調不良で休んだと聞いた

〇〇さんは最近忙しそうだった

だから無理をした

体調不良になった

これで「なるほど」と納得できると挙げています

「わかりやすい」と「なるほど」が出来るような話し方を具体的に多数載せているのでそのままパクれば、明日から使えて即効性が高いです

副作用

読みやすく取り入れやすい本ですが、具体的手法が多いのですべてを覚えてすぐ使えるようになるのは難しいでしょう

また大前提として、自分の業務やこれから話すことについて自分自身が十分な理解をできていないのに「伝え方」だけがいくら上手くなってもすぐ化けの皮が剥がるのでご注意を

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