
図書館で面白い本見つけた

どんな本?

ちょっと読んだけど、和食のこと全然分かってなかった

今日のランチは、お寿司で良かったね


近くの図書館で借りてきた本は、
タイトル:「マンガでわかる日本料理の常識」
監修:長島博
イラスト:大崎ツグミ
出版:誠文堂新光社
なぜ日本は、白いご飯が主食なのか?
米は小麦などと違って同じ場所で何年も収穫でき、より少ない面積でも多くの収穫ができる穀物だ
この穀物の存在により、アジアでは古代より多くの人口を養うことが出来た
特にジャポニカ種は粘り気があって、そのまま食べて美味しい品種
これが和食の基本になっている
おかずを一緒に食べて「口中調味」という食べ方ができるのは、白いご飯があるから
そんなことこれまで考えたことなかったけど、他の国では一つの料理にいくつかの具材が使われている
しかし主食と料理を口の中で一緒に混ぜて、美味しくしているという食べ方はないような気がする
「水」も和食の基本
日本の水は基本的にカルシウムやマグネシウムが少ない軟水、一方ヨーロッパなどはカルシウムやマグネシウムが多い硬水
この「水」の違いが、ダシ文化の違いになっている
日本料理は、軟水を使って昆布などからダシをとることができるが硬水を使うとアクが出る
逆に、フランス料理などの肉からダシを取る場合は硬水を使うとアクを出してきれいなスープが取れる
日本の中でも関西は主に昆布ダシ、関東は主にかつお節ダシをとるようになったのは「昆布ロード」という昔の流通経路が原因だったんだね
白いご飯もこの軟水だからふっくら炊くことができる
器も「和食」独自のスタイル
それは、味噌汁などのお吸い物のお椀は口をつけて使用すること
多分磁器の食器を使っているヨーロッパでは、スープが入った器に口をつけてしまうと熱くてやけどしてしまうからできなかった
「和食」のお椀は漆器なので熱いお吸い物があっても手に持ち、口をつけて食べることができるのだ
同じ漆の食器である箸も「和食」には欠かせないものだ
素材としては他にもあるが、箸だけで食べるのは日本だけということも知らなかった
正月は楽しいだけじゃない
正月はもともと歳神様という穀物の神様をお迎えする行事だった
そうとは知らず、歳神様のためにお供えした鏡餅やおせち料理を「美味しい、美味しい」といって食っちゃ寝していたとは!!
「懐石料理」と「会席料理」の違いは?
と言われると答えに窮していたけど、これからはちゃんと答えられる
「懐石料理」は、茶道が発祥のおもてなし料理
「会席料理」は、江戸時代に始まった店舗で楽しむ料理
それ以外にも色々知らないことがあって、日本料理はこういう成り立ちや努力で創られていることを知っているだけで今日のお寿司はより一層美味い気がする
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